■ 手順1 生徒の作文を読む前に先生のコメントに目を通し,指摘されている問題点(文と文のつながりが悪い,文を追加する必要がある,主張が明確ではない,要約文が不完全,など)を念頭■ 手順2 作文のパラグラフごとにトピックセンテンス(主張の中心となる文)やそれを支持する文,■ 手順3 修正の指示がある箇所のたびに,コメントと対応する選択肢を読み,最適なものを選ぶ。■ 手順4 どの設問も,文章中に番号が振られた箇所にしか関わらないので,最後の「全体的なコメンPick Up1 日に 1,2 回だけにしましょう。③ 話をしている相手に神経を集中させま3コメント(2)を踏まえると,追加するのに最も適した文はどれか。 15① 人と会話するのに費やす時間を制限しま② 携帯電話でメッセージを送信するのは,④ 携帯電話を使い,ソーシャルメディアを通じて真の友人を見つけましょう。しょう。しょう。に置いておく。例示などを意識して読み進める。ト」は読む必要はない。解答のポイント 先生からのコメントは,「この段落には結論となる文が欠けているので,それを補うように」という指摘である。この段落ではスローライフを実践するアドバイスを述べるべきだが,単に状況を説明するだけになってしまっている。したがって,この段落の内容を踏まえた提案となるものを選択肢の中から選ぶ。ここに気をつけよう● 文章の論理構成や展開を明確にするのに役立つのが,文と文をつなぐ語句(つなぎ言葉)である。「結果・因果関係」を表すもの(as a result, consequently, so, therefore など)や「対比」を表すもの(however, in contrast, on the other hand など),「情報の追加」を表すもの(furthermore, in addition to, moreover など),「要約や結論」を表すもの(in summary, to sum up, in conclusion, after all など)をはじめ,さまざまな種類がある。参考書などではその一覧が掲載されていることが多いので,まとめて整理しておくとよい。● わかりやすい論理構成の英文を作るには,それを意識して書かれている文章を読み慣れることも大事である。社会問題を取り扱った論説文や自然科学分野の現象を説明する記事などを多く読んでいるうちに,その感覚が身についてくる。● 作文の添削問題の形をとっているものの,読解問題などでよくみられる空欄補充問題に近い部分があるので,この形式に慣れておけば,落ち着いて解答することができる。
元のページ ../index.html#8